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中学や高校で習った「副詞」って覚えていますか?

 

「副詞」は正直、苦手だ、使い方が難しいと

感じている人は多いのではないでしょうか?

 

「副詞」は一度「使う位置」のルールを覚えてしまえば、

英語での表現の幅がより広がります。

 

今回はそんな「副詞」の役割、

特に「副詞」の位置のルールについてご紹介します。

復習がてら、ご覧いただけばと思います。

1、「副詞」の役割

「副詞」は「形容詞」と同じで、

修飾の役割をします。

 

もっと具体的に言うと、

「副詞」は、「名詞」以外を修飾[説明]することです。

 

ちなみに「形容詞」は、

「名詞」を修飾するのでしたね?

 

まずはこの形容詞と副詞の使い方の違いを

頭に入れて、例文を見てみましょう。

 

It is a very good idea.

「それは良いアイデアです」

 

veryは「副詞」

goodは「形容詞」

idea「名詞」

 

「名詞」を修飾できるのは、「形容詞」

「形容詞」goodを

very「副詞」で修飾しています。

 

I wake up early.

「私は早起きをします」

 

Iは「主語」

wake upは「動詞」

earlyは「副詞」

 

earlyの「副詞」は

wake upの「動詞」を修飾しています。

 

2、「副詞」をいれる位置

「副詞」を入れる位置は、

修飾する言葉を限定するのか、

修飾する言葉を説明したいのかで、

位置が異なります。

 

I can speak English very well.

「私は英語が上手に話せます」

 

「副詞」はどの単語かわかりますか?

 

very と very well です。

 

very は、well を限定

very は、修飾する言葉の前にあります。

 

very well は、play tennis を説明

very well は、修飾する言葉の後ろにあります。

 

「副詞」は入れる位置により、

「限定する」、「説明する」

と別れている事がわかりましたね。

 

では、どんな「副詞」があるのか紹介します。

 

3、「限定する副詞」

修飾したい言葉の前に置く「副詞」

には、4パターンあります。

限定する副詞の4パターン

A)「程度」

B)「頻度」

C)「度合い」

D)「評価や態度」

 

 

それぞれ見てみましょう。

 

A)程度を表す「副詞」

副詞の例

so 「とっても」

too「~すぎる」

really「本当に」

absolutely「完全に」

quite「かなり」

a little 「少し」

hardly「ほとんど~しない」

seriously「本気で」

perfectly「完全に」

 

「動詞」を修飾する場合は、

一般動詞の前、

be動詞の後、

助動詞の後、

程度を表す「副詞」を置きます。

 

B) 頻度を表す「副詞」

副詞の例

almost「ほとんど」

always「いつも」

usually「普通に」

occasionally「時折」

often「しばしば」

rarely「めったに~ない」

sometimes「時々」

generally「たいてい」

frequently「頻繁に」

never「決して~ない」

 

「頻度」を表す「副詞」も

「程度」を表す「副詞」同様に、

 

一般動詞の前、

be動詞の後、

助動詞の後、

頻度を表す「副詞」を置きます。

 

C) 度合いを表す「副詞」

副詞の例

definitely「絶対に」

certainly「確かに」

surely「きっと」

probably「おそらく」

maybe「たぶん」

perhaps「たぶん」

possibly「もしかすると」

度合い表す「副詞」も同様に、

 

一般動詞の前、

be動詞の後、

助動詞の後、

に度合いを表す「副詞」を置きます。

 

D) 評価や態度を表す「副詞」

「評価を表す副詞」

副詞の例

Luckily「幸運なことに」

Curiously「奇妙なことに」

Regretfully「残念なことに」

Obviously「明らかに」

Stupidly「ばかげたことに」

Unfortunately「不幸なことに」

文章全体を修飾する「副詞」のため、

「副詞」の後ろに、

コンマ  〈, 〉をつけ忘れないようにしてくださいね。

 

「態度を表す副詞」

副詞の例

Frankly(率直なところ)

Truly(実をいえば)

Seriously(まじめな話)

Personally(個人的には)

To tell the truth(本当のことを言えば)

To be honest(正直に言えば)

これらは、文中で使うこともできます。

注:

seriouslyは、「本気で」と言う意味の

程度の副詞でもあります。

 

置く場所によって意味が変わる

「副詞」もありますので、

注意しましょう。

 

4パターンの副詞は、

理解できましたでしょうか?

 

修飾したい言葉の前に入れて、

修飾したい言葉を限定します。

 

4、修飾したい言葉の後に置く「副詞」

修飾したい言葉の後に置く

副詞でよく使うのは、

次の3パターンです。

A)「時」

B)「場所」

C)「様態」

 

「時」を表す副詞

副詞の例

now(今)

today(今日)

tomorrow(明日)

tonight(今夜)

last night(昨夜)

next week(来週)

in winter(冬に)

on Monday(月曜日に)

at 8 o’clock(8時に)

注意:

副詞は一単語と限らない。

in winter」のように

「前置詞+名詞」で副詞になる場合は、

副詞は文の最後に置きます。

 

行動より時を強調したい場合には、

文頭に置くこともできます。

 

Today, I met her.

「今日、私は彼女に会った」

 

「彼女に会った」ことより

「今日会った」ことを

強調したい時は文頭に置きます。

 

B) 場所を表す「副詞」

副詞の例

here(ここに)

there(そこに)

down(下に)

home(わが家へ)

everywhere(どこでも)

abroad(海外へ)

in room(部屋に)

to the bathroom(お風呂場へ)

文章の最後に置きます。

強調したい時は、時を表す「副詞」と同じく、

文頭に置きます。

 

C) 様態を表す「副詞」

「どのように」「どれくらい」を

説明する副詞は、

修飾する言葉の後ろに置きます。

 

時、場所、様態を表す副詞が、

一つの文章の中に入る場合は、

順番が決まってます

 

「様態⇒場所⇒時間」

 

I played the piano well at school yesterday.

「私は昨日、学校で上手にピアノを弾きました」

 

5、「副詞」と「形容詞」が同じ意味の単語

単語の語尾にlyをつけるだけで

形容詞を副詞にできるものがあります。

-lyで副詞になる形容詞の例

slow(遅い)/slowly(遅く)

quick(速い)/quickly(速く)

sudden(突然な)/suddenly(突然に)

clean(きれいな)/cleanly(きれいに)

6、「副詞」と「形容詞」の意味が異なる単語

いつも形容詞にlyをつけたら

同じような意味になるとは限りません。

中には「-ly」を語尾に付けただけで、

全く違う意味になってしまう単語もありますので、

文章を書く時には注意が必要です。

-lyで異なる意味になる形容詞

near(近く)/nearly(ほとんど)

close(接近して)/closely(綿密に)

hard(一生懸命に)/hardly(ほとんど~ない)

late(遅く)/lately(最近)

「副詞」のまとめ

「副詞」の定義はいかがでしたでしょうか?

 

難しく考える必要はなく、

日本語同様に、会話する中で

自然と覚えてしまいましょう。

 

「限定する副詞は修飾する言葉の前」

「説明する副詞は修飾する言葉の後」

 

まずはこの2つだけ覚えておけば、

副詞も使いこなせるようになりますね。

ぜひノートなどに一度まとめて

知識を整理することで、

より深い理解をしていただければと思います。

 

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