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現在完了形の時に問題になる
< since > と < for >
正しく使い分けるにはどう考えたらいいのでしょう。
日本語訳につられて起きる間違いも
含めてご紹介したいと思います。
sinceとagoについて
例えば、次の文を英語にするとどうなるでしょうか?
「私は10年前からずっと東京に住んでいます」
since は「~から」「~前』は ago だから
I have lived in Tokyo since 10 years ago.
としてしまいがちです。
<since> の後なので過去形とともに使う
<ago > を使っても文法的には
問題はありません。
ただ< since > を入れないで
I have lived in Tokyo 10 years ago.
としてしまうと、この文は明らかに間違いです。
今から見て、「前に」という意味合いを持つ
< ago > は過去形の文でしか使えないからです。
しかし、< since > も < ago > も使った最初の文が
英語として自然かというとそうではないのです。
現在完了形のfor
ネイティブならどうするかというと
完了形なら、< for > を使って、
I have lived in Tokyo for 10 years.
文法書通りの日本語訳をするなら、
< for 10 years > は「10年間ずっと」なので
「10年前から」と言っていることは同じですね。
< for > には期間を表す使い方があり、
完了形とともに用いるときは
for = 間(~かん、~のあいだ)と日本語で
読み替える(訳す)ことが可能なのです。
「ある時の一点から」を表す< since > との
違いはここにあります。
今が2019年で、彼と知り合ったのが
2010年だとすると、
I have known him since 2010.
「彼とは2010年からの知り合いです」
とも
I have known him for 9 years.
「彼と知り合って9年 (間) になります」
と表すこともできるわけです。
日本語の訳し方は違っても言ってることは
同じですね。
また、過去形を使って、
l knew him 9 years ago.
「彼とは9年前に知り合いました」
としても同じなのです。
まとめ
いかがでしたか?
本日は 現在完了形をともに使う
< since > と < for > の意味することと
その使い分けを解説しました。
もう一度おさらいすると、
< for > は期間を表し、
「ある期間ずっと」と言いたい時
< since > はある時の一点を表し、
「ある時からずっと」と言いたい時
それぞれ使うのでしたね。
日本語から英語に変換する時に
日本語訳の発想から起こりがちな
間違いの一つを解説しました。
ご注意くださいね。
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